役に立つ学費の基礎知識!

受験を控えた高校生は学費についてどんなことを考えているでしょうか。

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お金のことは心配しなくても親が何とかしてくれるから大丈夫!

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学費のことなんて全然考えてなかった…。どうしよう…。

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僕の家はお金がないから、大学も専門学校もどうせ行けないし…。

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もう受験する予定の学校の学費は、しっかりチェックしてるので全く心配ないです

などなど、人によって考えていることはさまざまだと思います。

お金を支払う保護者の立場からすれば、 学費については頭を悩ませている方も少なくないはずです。 不景気が長引き、先行きが不透明なこのご時世では、 「家のローンとかいろいろあるし、経済的な余裕がないから、 子どもの学費は痛いな~」 「学費を払う余裕はあるけれど、できれば出費はなるべく抑えたい、節約したい」 と考えているご家庭が多いのではないでしょうか。

ここで今一度、学費や奨学金制度についておさらいしてみましょう。 学費が比較的安い学校を探したり、奨学金制度をうまく活用すれば、 「行きたい学校の受験をあきらめる必要がない」かもしれません。

学費の差は「大学に進学するか?専門学校に進学するか?」 「志望する分野」によって変わってきます。 まず、学校のパンフレット・募集要項などに掲載されている 「初年度納入金」の項目をチェックしましょう。 「合格してもいないのに学費のことなんて考えなくても…」と 後回しにしてまうこともあるかもしれませんが、 AO入試なら9月、推薦入試なら11~12月、一般入試なら2月あたりには、 初年度納入金を支払うことになります。 特にAO入試や推薦入試は初年度納入金を支払う時期が早くなるので、注意が必要です。 学費のことを保護者に相談するのが遅すぎて、 進学を諦めてしまった人も少なからずいます。 そうならないためにも、早めに学費のことは保護者に相談して、 早めの受験校をある程度絞り込み、学費について自分で率先して調べておきましょう。 保護者とケンカになったり、 勉強以外のことで気を遣わなくて済みます。

入学手続時の支払形式には、初年度納入金を一括で支払う「一括納入方式」、 入学金を先に支払い、その後に授業料を支払う「2段階方式」などがありますが、 一番多い形式は入学時に「入学金+1年次の前期の授業料等」を払い、 9月頃に「1年次の後期の授業料」を支払うというものです。 初年度納入金に教材費や実習費などが含まれていない場合があるので注意しましょう。 学費が安いと思ったら、別途、教科書・専門用具の費用、学外研修費などが必要で、 初年度100万円で済むと思ったら、結局、倍の200万円必要だった…なんてこともあります。

① 国立大学の学費について

文部科学省例に基づき、 学費は国立大学ごとに変えて良いことになっていますが(20%増が限度)、 実際は初年度納入金81万7,800円の大学がほとんどです(昼間部)。 その内訳は、入学金が28万2,000円、授業料が53万5,800円。 夜間部は40万8,900円で、入学金は14万1,000円、授業料26万7,900円です。 国立大学は学部問わず学費が安いのが魅力です。 特に医学部は私立大学で初年度1000万円以上かかるところもありますが、 国立大学は医学部でも81万7,800円です。 親孝行なら国立の医学部ですが、 偏差値も高く、入学するのは決して優しいとは言えません。

② 公立大学の学費について

公立大学の学費の入学金は、 入学者などが住んでいる場所によって変わってきます。 例えば、入学者が住んでいるのは県内か県外か? 都内か都外か?府内か府外か?市内か市外か? というようにです。 詳細は大学によって異なるので、必ず最新の募集要項で確認してください。 具体的な公立大学の学費ですが、 おおむね授業料は53万8,000円で、 入学金は10万~50万円までと大学によって幅があります。

③ 私立大学の学費について

文部科学省が調査したところによると、 2010年度に私立大学に入学した学生の初年度納付金の平均は、 131万5666円と1975年度の調査開始以来、過去最高とのこと。 学部ごとの初年度納付金の平均額は、 文科系学部が115万5318円。 理科系学部150万1833円。 医歯系学部489万2648円。 私大の学費は高いので、 奨学金制度を活用している人も少なくないのです。

主な奨学金制度

① 日本学生支援機構の奨学金制度
② 地方公共団体の奨学金制度
③ 民間団体の奨学金制度
④ 大学独自の奨学金制度
⑤ 病院の奨学金制度(主に看護系のみ)

①の日本学生支援機構は約130万人が利用している一般的な奨学金制度です。 無利息と利息付きの2種類ありますが、利息付きであっても低金利(上限3%)なので人気があります。

第一種奨学金(無利子)

→特に優れた学生(評定平均値3.5以上)で、経済的理由により修学が困難な人が対象。貸与金額(月額)は国公立大学…45,000円(自宅通学)、51,000円(自宅外通学)、 私立大学…54,000円(自宅通学)、64,000円(自宅外通学)。学種別・設置者・入学年度・通学形態別に関わらず月額3万円を選択することも可能。

第二種奨学金(有利子)

→高等学校又は専修学校(高等課程)における学業成績が平均水準以上と認められる者。貸与金額(月額)は30,000円・50,000円・80,000円・100,000円・120,000円から選択できる。

②の地方公共団体の奨学金制度は無利子の場合が多いですが、日本学生支援機構と併用できない場合もあるので注意しましょう。

③の民間団体の奨学金は、成績や人物も評価の対象になり、募集枠も少ないので、採用されるのは容易ではありません。成績や学業に自信がある人向けです。

④の大学独自の奨学金は入学試験の成績や大学在学時の成績をもとに、選考されることが多く採用枠も少ないので、確実に奨学金を欲しい人向けではありません。ただ、条件をクリアすれば年間の授業料が全額免除・2分の1免除など、金銭的な負担がかなり軽減されるケースが多いので、諦めずにチャレンジする価値は十分にあります。

⑤の病院の奨学金制度というのは、主に将来看護師を目指す人対象の奨学金制度です。病院から奨学金を受け取るという形式になります。看護大学や看護専門学校を卒業後、一定期間(だいたい3~4年)指定の病院で働いた場合は、奨学金の返済を免除する、つまりお金を返さなくていいという場合があります。ただし、病院によって奨学金の支給条件は異なりますので、「病院からの奨学金はすべて返済免除」というわけではありませんので注意してください。 支給額は病院によってさまざまですが、大雑把に言えば、月に3~5万程度といったところでしょうか。年額にすると36万~60万程度になりますから、比較的学費が安い看護系専門学校に進学した場合は、授業料代ぐらいは賄えますので、金銭的な負担はかなり減るでしょう。看護系の奨学金制度についての詳細はこちらをご参考ください。

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